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リクルート 執行役員 野口氏、メルカリ Culture & Communications Manager 山下氏とともに未来の組織についてセッションをした「働き方改革カンファレンス」イベント開催レポート

 
「第2回 ケーススタディから学ぶ働き方改革カンファレンス」

2019年3月19日(火) 第2回ケーススタディから学ぶ 働き方改革カンファレンスに弊社代表の櫻井がモデレーターとして登壇致しました。
 
会場には200名を超える経営者や人事責任者が集まり、リクルート 執行役員 野口 孝広氏、メルカリ Culture & Communications Manager 山下 真智子氏とともに‟働き方改革”から考える未来の組織についてセッションしました。
 
本レポートではセッションで交わされた内容をまとめてご紹介いたします。
 

■ゲストスピーカー
野口 孝広 氏
リクルート 執行役員(人事・総務担当)
 
1991年 リクルート(現リクルートホールディングス)入社後、人事開発部(人事部)にて新卒採用を担当。
93年より住宅情報事業部(現リクルート住まいカンパニー)にて不動産広告営業を担当し、2013年に リクルート住まいカンパニー代表取締役社長を務める。
現在はリクルート執行役員として、人事・総務、働き方変革を統括する。

 

■ゲストスピーカー
山下 真智子 氏
メルカリ Culture & Communications Manager
 
京都で5年間のホテルマン生活を経て、2015年4月に総務1人目としてメルカリ入社。
オフィス移転や増床・merci boxの制度策定など、メンバーがより働きやすい環境作りを目指す。
17年4月〜17年10月まで産休・育休を取得。18年1月より、総務グループマネージャー(現Culture & Communications)。

 
 

個と組織の関係が「契約」から「信頼」へー自律した個を支援し活かす組織へのチャレンジ


(リクルート 野口氏)
「マネジメントに必要な管理・モニタリングは機械が出来る。マネジャーに必要なことはメンバーとの信頼関係を築き、個の強みを理解し、パフォーマンスを引き上げること。弱点克服型のマネジメントではマイナスを克服することにはなれど、プラスにはなりにくい。それより部下の強みをいかに認識し、伸ばすか、その先に2つ目、3つ目の新しい強みを創れるか、が大切。いかに自律した個人を育てるか、自律したビジネススキルを身につけてもらうかが最大のポイント。」
 
(メルカリ 山下氏)
「会社と個人の関係が変わりゆく中で会社が選ばれる時代になっている。転職も昔よりもしやすくなっている今、一人ひとりの専門性や強みを活かして活躍できる環境を創り、社員に働きたいと思える会社にすることもHRの責任。その為に、バリュー(行動指針)の浸透を大切にし、バリューにそって個々人が裁量を持って判断が出来る組織づくりをしている。」
 
 
雇用や時間、仕事内容は、契約で縛ることができない時代となり会社のビジョン、ミッション、組織のバリューへの信頼の上で成り立つものに変わりつつある。
 
個人の能力や強みを最大限に活かすことに加え、自分が何者で、どうやって社会の役に立つのか、何故、今この仕事をやっているのか、というwill、canを個々人が語ることの出来る「意識の進化」を、組織として支援する事が大切であることを改めて実感するセッションでした。

 

施策は失敗ありき。小さく、すばやく、数多くやることが成功の秘訣


(メルカリ 山下氏)
「基本的に、何も変えないことは悪だと思っている」
 
(リクルート 野口氏)
「HR施策はサクラダファミリア作戦だと思っている(笑)完成しないもの、可変性が重要」
 
 
リクルート、メルカリ両社が口を揃えて伝えていたことが
「失敗を恐れず、とにかく小さくはじめる」こと。
 
現代のシステム開発やWEBサービス同様、完璧なものを求める時代ではなく、働き方改革やHR施策もABテスト。企業にとっての最善目指すために、変えていくことを前提に数多く実行し、改善していくことが成功への近道であることが語られました。

 

HR施策において大事なことは「可視化」


(リクルート 野口氏)
「データで可視化できないものはやらない」
 
(メルカリ 山下氏)
「サーベイでは人の目だけだと見立てきれない社員の本音が見えてきて、今はITの力によってデータで可視化できることが増えてきている」
 
施策を小さく、すばやく、数多く実行する中で、両社に共通していたもうひとつが「データドリブン」であること。
 
生産性やエンゲージメントを、時間と成果、1on1実施による対話や質問、エンゲージメントサーベイで計測し状態を可視化することで、組織にフィットしたHR施策への進化が成立している。
 
「第2回 ケーススタディから学ぶ働き方改革カンファレンス」
 
働き方改革の一部を切り取った際に、全く異なる施策を展開する2社ですが、【自律した個の重要性】【データを基に小さく・すばやく・数多く施策を実行する姿勢】など根本にある考えは共通しており、改めてHRの変化、可能性を実感するセッションでした。